6000系
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 6000系は大井川鐵道に在籍している一般型車両の体質改善を目的に導入された車両である。元々は南海高野線で使用されていた6000系で、2両編成を組んでいた編成で最初に廃車となった6905F2両が2020年7月に大井川鐵道に譲渡された。大井川鐵道への譲渡に際しては、方向幕や保安装置の換装や液晶式車内案内表示器及びドアチャイム新設を含めたワンマン運転への対応、座席へのスタンションポールの設置、可搬式車いす用スロープ置き場や車椅子スペースの増設等が行われた。更に南海電鉄では搭載していなかった前面排障器を搭載することで特に前面は南海6300系に近い印象となったが、外装は帯色を含めて南海時代のままであり、南海電鉄のロゴマークまで残されている。走行機器類も基本的には南海時代のものを流用している他、前述の改造以外内装もほぼ手を加えられておらず、南海時代のままのオールロングシートとなっている。6000系は2022年3月の時点では大井川鐵道の車両として入籍しているものの、2023年の時点でも運用に入っておらず、今後の動向が気にかかる形式と言える。

 2023,03,12 新金谷


2023/03/26