7000系
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 2009年登場。製造から50年近くたち老朽化の進んだ1000系の置き換えを目的に、東急電鉄で余剰となった8500系の譲渡を受けた車両である。この7000系は3連2本が譲渡されたが(この他に部品取りを目的に8500系中間車も2両譲渡されている)、第2編成のみ全車とも中間車が種車となっており、オリジナルの前面に準じた先頭車化改造が施されている(ただし非貫通構造であり、運番表示器や種別灯などの秩父鉄道で不要なものは取り付けられていない)。2編成とも、前面に緑色のグラデーションの帯が貼られた他スカートが新設されており、更に前面窓周りが東急8090系のように黒く処理されている。元々東急時代にリニューアル工事が施工されており、車内の見つけは東急時代とあまり変わらないが、車内への改造点としては、扉鴨居部への車内案内表示器・ドア開閉ランプの設置や前面へのアコーディオンカーテンの設置、更に自動放送装置・半自動開閉用押しボタン・車椅子スペースの新設、床材の張り替え等が行われている。同車以降の車両では秩父鉄道で初めて英語の自動放送も追加されており、総じてサービスの向上が図られている。走行機器類は東急時代と変わりなく、制御方式は界磁チョッパ制御方式のままである。秩父鉄道では初の界磁チョッパ制御車であり、回生制動も引き続いて使用されている。前述の通り3連2本の陣容で2009年3月より営業運転を開始しているが、以降はしばらく東急8500系の余剰車が発生せず、代替で東急8090系の譲渡を受けた7500系が順次増加傾向にあるため、7000系は以降の増備はない。7500系や2013年より営業運転を開始する7800系と共に、台頭しつつある元東急車の一角として活躍している。

 2013,03,07 三峰口


■Variation
 全車が中間車から改造された第2編成。先頭車化改造された前面は、ライト形状や位置など基本的にオリジナル車に準じているが、前面が非貫通構造となっている他、運番表示器や標識灯など、秩父鉄道で不要な装備は搭載されていない。

 2013,03,07 三峰口