3000系
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 1975年登場。栂・美木多〜光明池延伸を見据えて製造された車両で、泉北高速線が1500Vへと昇圧して以降初となる新造車両である。南海6200系をベースに製造された車両で、車体・下回り共に同車に準じたものとなっているが、コスト削減のために初期に製造された車両はセミステンレス製車体を採用しており、同じく初期車登場時は非冷房であったが後に冷房化がなされている。更に三日市町より先の勾配線区への入線は考慮されておらず、抑速ブレーキを持たない事や台車も100系と同じものを使用している点も6200系との違いに挙げられ、一層のコスト削減を念頭においた設計であることが伺える。ただし1985年以降に製造された車両からはオールステンレスで製造され、1990年までに全60両が出そろった。以降に製造された車両に伍して活躍が続いているが、2006年より7020系の登場と老朽化に伴う廃車が始まっており、現在は24両の陣容となっている。尚、残存車は2009年よりスカートの取り付けが始まっており従来と印象が変わっている。また、2017年以降残存車については化粧板・床材・モケットの換装等内装更新が行われている。因みに2012年に余剰となった14両については、南海7000系の置き換えが急務となっていたこともあり南海電鉄に譲渡されており、2013年9月より同社3000系として南海本線系統の運用に就いている。

 2008,03,14 天下茶屋


■Variation
 1999年に運用の柔軟化を図るために先頭車化改造を行った車両は50番台として区分される。前面は他車と造作が異なり、100系の廃車発生品も流用されている。3000系において、車椅子スペースはこのグループにしか設置されていない。このグループは2連3本6両の陣容。尚、2007年度いっぱいで6両固定編成が全廃となったため、現在は6両編成の場合和泉中央方面の先頭車がこの50番台である事が殆どである。

 2008,08,06 今宮戎
 スカートが取り付けられている現在の3000系。2009年より順次スカートが取り付けられ印象が変わっている。1986年以降に製造された4連3本については、外観上の変化はほぼないがオールステンレス製となっている。

 2018,02,11 新今宮