2000系
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 2001年登場。輸送力の増強及び更なる路線延伸に備えて製造された車両である。アルミ合金製の車体は1000系の後期車両に準じているが、こちらは制御方式がIGBT-VVVFインバーター制御方式に改められている(駆動方式は変わらずに直角カルダン駆動方式が採用された)。尚、2000系における下2桁の車番は、1000系が20・30番台を使用していることもあり、10番台があてがわれている。車内は1000系初期車以来となるオールロングシートとなっており、混雑に配慮した内装となっている。尚、車内案内表示器は当初より搭載されている。しばらくは1本のみの陣容であったが、2007年の彩都線延伸に向けて2005年〜2007年に一挙6編成が製造され、さらにゆとりダイヤの導入で車両数が増加したことにより2009年に1本が増備され、現在は4連8本の陣容にまで成長している。この2000系も導入時期によって内装に変化があり、とりわけ2005年以降に製造された編成では大阪モノレールの車両として初めてドアチャイムを導入している(それまでの車両はドアブザーを設けていた)。この他スタンションポールの設置や車内のポール・窓ガラス等への差異が生じている。尚、2004年に先行開業した中国の重慶軌道交通2号線では、この2000系をベースにした車両が導入されている(試作車に至っては方向幕のフォントが2000系とほぼ同一である)。

 2008,03,13 南茨木


■Variation
 2007年に増備された17編成のみ、他車でマゼンタの帯が巻かれている部分がオレンジ色になっており異彩を放っている。この後増備された18編成では元に戻っており、他車には波及していない。

 2008,03,13 万博記念公園
 イオンのラッピングが施されている14編成。一部の編成については、1000系と同様に前面ラッピングが施される。なお、2000系は2017年より行き先表示器のフルカラーLED化が行われている。

 2019,05,04 蛍 池
 15編成は大阪万博50周年を記念し、2020年からかつて大阪万博の際に会場内輸送に用いられたモノレールの塗装を再現したラッピングが施されている。正面にも当時のロゴマークが再現されている。

 2024,03,09 門真市
 沿線の万博記念公園に本拠地があるJリーグチーム「ガンバ大阪」のラッピングが施された16編成。2015年からガンバ大阪のラッピングが施され、2022年にデザインリニューアルが行われている。全面にガンバ大阪のホームカラーである青と黒を施したその姿は数ある大阪モノレールの車両でもひときわ目を引く存在である

 2024,03,09 沢良宜

2024/03/11