DE70形
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 DE70形は1971年に川崎車輌で製造された70t級のディーゼル機関車である。形式の「70」は同機の自重に由来している。当初より国鉄線への直通を前提に製造されたことから、国鉄DE11形とは殆ど同一のセミセンターキャブ車体となっており、保安機器も水島臨海鉄道と国鉄の双方のものを搭載している。DE11形同様、旅客列車は牽引する機会がないことから蒸気暖房装置が搭載されず、代わりに死重が搭載されている。塗装も国鉄のDE10形やDE11形とは殆ど変わりがないが、ナンバープレート部分は白枠に囲まれ朱色に塗られている。DE70形は落成以来1両の陣容となっており、自社線内のみならず当時の国鉄線にも乗り入れ幅広く使用された。現在もJR山陽本線の西岡山まで乗り入れる運用があり、形態はJR車とほぼ同一であるもののJR線を走行する私鉄機関車として貴重な存在である。現在水島臨海鉄道にはJRのDE10形も乗り入れているが、基本的に同機とは運用は分けられている。尚、前述の通りDE70形は国鉄機に準じて設計されていることから、登場時から現在に至るまで車両検査は国鉄→JR貨物に委託されている。

 2013,03,12 球場前〜西富井