601形
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 1996年登場。老朽化した121形(元大阪市電1601形)の置き換え用に製造された車両であり、全車とも東急車輌にて製造されている。車体はそれまで製造されていた701形に準じたものであり、駆動方式もカルダン駆動方式の高性能車両ではあるが、制御装置やブレーキ弁などは大半が121形からの流用となっている。その為に電気指令式ブレーキを装備せず701形に比べてブレーキ性能が劣る事から前照灯横の制動表示灯が省略されており、701形との外観上の差異となっている。1998年までに7両が製造され、同時に夏場における完全冷房化がなった。701形共々主力車両として活躍している。尚、前面に設けられている行き先表示器は登場時幕だったが2004年以降全車両LED化されている。また近年は701形共々ICカードリーダーの増設や集電装置の変更などもなされている。

 2008,03,14 東粉浜


■Variation
 阪堺電気軌道には同線の支援及び活性化を企画する団体「堺のチンチン電車を愛する会」というものが存在する。そして、同団体に関する全面広告車両も存在しており、数ある広告車両の中でも極めて目立つ存在となっている。

 2008,03,14 住 吉
 601形と701形は元々アイボリー地にベージュと茶色の帯が巻かれた塗装だったが、現在は全車全面広告車両となっている。中でもこの岡崎屋質店の広告車両は多く、601形は3両が同所の広告車両となっている。

 2008,03,14 住 吉
 シングルアームパンタグラフに換装された603号車。2010年以降、一部の601・701形で集電装置の換装がなされている。

 2018,02,11 帝塚山三丁目