1962年登場。戦前より使用していた101形の置き換えを目的に製造された車両である。車体は501形に酷似した全金属製のものであり、台車も新製された空気バネ台車が採用されているが主電動機などは101形の発生品を流用しており、それ故従来車同様の釣り掛け駆動方式となっている。1963年までに5両が製造されたもののコストがかかることから以後の増備は行われなかった(代替で大阪市交通局から1601形10両の譲渡を受け、121形として竣工させた)。1976年以降ワンマン化、1986年以降冷房化がなされ、釣り掛け駆動車では唯一の冷房車となった。以降も行き先表示器のLED化やICカードリーダーの増設などの変遷を経つつ、2010年代まで1両の廃車もなく全車現役で使用されている。352号車は2016年の脱輪事故を契機に運用を離れ、1101形の製造と共に2019年に廃車されており、2021年時点では残る4両が引き続き活躍を続けている。尚、2001年以降161形と性能を統一させるために主電動機が交換されている。 2009,03,15 帝塚山三丁目 |
■Variation |