5000系
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 従来三岐線の旅客車は西武鉄道から譲受した車両を長い間用いていたが、古い車両で製造から60年以上超過し老朽化が進行していた。これらの元西武車両を置き換える目的で、静岡地区で使用されていたJR東海の211系5000番台の譲渡を受け、改造を施した車両が5000系である。改造は保々工場にて、JR西日本テクノスの出張工事の形で行われた。外観は種車の面影を残しつつ、帯色を三岐鉄道の標準色である黄色とオレンジの2色に変更した。また前照灯はLED灯に改められた他、行き先表示器もフルカラーLEDのものに変更されている。走行機器類は大きな変化はなく、三岐鉄道では初の界磁添加励磁制御方式の車両となった。更に排障器も変わらず、JR時代に使用されていた電気連結器もそのまま残されている。既存車両にあわせ、本車でもワンマン運転への対応工事が施工されており、併せて自動放送装置が新設されているが、始発駅・終着駅では放送前にオリジナルのメロディが流れるようになっている。車内はオールロングシートで、基本的なレイアウトは211系時代から変わらないが、床材やモケット等が換装されている。シートモケットはモスグリーンで、207系やキハ120形の体質改善車と同じものが採用されている。車内照明は全てLEDに改められた他、通話型非常通報装置が各車1か所ずつに加えて車椅子スペース付近にも新設された。車内案内表示器として三岐鉄道の車両では初めて液晶表示器が採用され、大型の液晶表示器が扉鴨居部に千鳥配置されている。この5000系は、2025年5月から営業運転を開始した。今後3連8本が導入され、既存車両を順次置き換えていく予定である(実際には8本をより多く211系を譲受しており、一部は部品取りとなる模様である)。

 2026,06,30 近鉄富田


2026/06/30