1973年登場。支線区への特急運用とパノラマカー7000系の増結を兼ねて製造された車両で、2年前に登場した機器流用車7300系の後継車両という位置づけの車両である。車体側面は7000系に準じたものとなっているが、前面は平屋建てで貫通扉がついたデザインとなっている。これは7300系よりも丸みを帯びたものであり、後に製造される通勤型車両6000系にも受け継がれている。当初は2連4本、4連4本の陣容であったが、4連の中間車は後に7000系に編入され、全車が2連となっている。一般運用よりも座席指定特急への充当を念頭に置いており、ミュージックホーンも装備している点が特徴的で、更に1990年以降は指定席用に設備の向上がなされているものの、1600系の登場に際して特急運用からは離脱している。特急運用離脱後、2001年以降は三河線でのワンマン運転にあわせ対応工事が施行され、三河線と各務原線を中心に運用されるようになった。7000番台最後の車両として、また方向板を常時使用する最後の車両として7000系引退後も三河線を中心に使用されたが、それも2010年3月までに全車引退してしまい、これをもって名鉄から7000番台の車両は消滅した。 2008,08,12 知 立 |