1983年登場。元々は京都・奈良線系統における3両編成の需要増に伴って製造された車両で、このため製造当初は3連を組んでいた。8810系と同様の袖が絞られた車体を採用し、制御方式も界磁チョッパ制御方式のため、8810系の3両編成バージョンという事もできる。2両編成バージョンと言える9000系とは異なりこちらはMMユニットを採用しており、当初はTc-M-Mcという編成を組んでいた。3連4本が製造され前述の通り京都・奈良線系統にて使用が開始されたが、1990年代になると3連の使用機会が減少したため、本系列は1991年から新造の中間付随車1両を加えた4両固定編成に変更されることとなった。サ9350形(後にサ9310形へ改称)と称された増備車は当時製造されていた1230系列と同等の車体となったため、全編成共1編成の中に異なる形状の車両が混在する事となった。これにより9200系は4連4本の陣容となっている。阪神電鉄への直通を控え、2006年以降大阪線への転属が進んでおり、京都・奈良線系統で使用される車両は1本のみとなった。残りは大阪線へ転出し、区間列車を中心に使用されている。
2009,03,19 鶴 橋 |