1993年登場。製造から30年がたち老朽化が進んでいた6000系の置き換え用に製造された南大阪・吉野線用の通勤型車両である。アルミ製車体の採用、VVVFインバーター制御方式の導入等は当時増備が進んでいた2両編成の6400系列に準じているがこちらは4両固定編成を組んでいるのが特徴で、6400系列の4両固定編成バージョンという位置づけとみる事もできる。因みに初期車の製造当初は電動車にはパンタグラフが1両に2基搭載されていたが、現在では母線引き通しを行う事によってMc車は吉野方、M車は大阪阿部野橋方のパンタグラフが撤去されており、また増備車には初めからそれが搭載されていない。1997年までに4連7本が製造された段階で増備は終了し、6000系の完全な置き換えは6820系の登場を待つこととなった。尚、同系列の新造以後は今のところ4両編成の新型車両の製造はない。現在ではバリアフリー化を伴う後天的な改造も順次施されており、施行された編成は車内案内表示器やドアチャイムなどを新設する改造がなされている。 2009,03,18 今 川 |