16010系
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 1981年登場。南大阪線における特急運用の増加を受けて製造された、16000系の増備車両である。当時標準軌路線では30000系12410系といった車両が製造されていたことから、本形式もそれら車両のデザインを取り入れており、前面デザインの他に車内のカラースキームも12410系に合わせられている。ただし16000系と仕様をあわせるために座席は発生品を流用した回転クロスシートとなりデッキも設けられなかった。性能は16000系に合わせられているが、台車及びパンタグラフは異なるものが搭載されている。現在に至るまで2連1本のみの陣容で多少地味な存在ではあるが、お召し列車に充当された実績も持つ。尚、現在は座席はリクライニングシートとなっており、更にデッキも取り付けられている。2014年にB更新が行われており、合わせて吉野方先頭車に喫煙ルームが設けられ、客室内は禁煙化されている。

 2009,03,15 今 川


■Variation
 2016年に新塗装化された16010系。元々16010系は「12410系と同型ながら塗装が16000系と同様」という点が外観上の特徴だったが、汎用特急車両の塗装統一に伴いこの特徴は失われている。なお、2014年のB更新に伴い喫煙ルームが新設されており、併せて一部の窓配置が変わっている。

 2019,05,05 橿原神宮前