1220系
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 1987年に登場し、大阪線へ投入された通勤型車両である。1250系(現:1420系)での試用を元に製造された、最初の量産型VVVFインバーター制御車両の1つである。1250系の量産型車両としては他に1252系(現:1422系)があるが、同車が三菱製の制御装置を搭載しているのに対しこちらは日立製の制御装置を搭載している点が異なる。それ以外の点で両者に差はなく、アルミ製かつ袖が絞られた車体も同一である。尚、いずれも大阪線に投入された車両としては初めての採用となっている点は特筆事項と言えよう。ただしこの後の増備は標準軌線標準仕様となる1230系列へとシフトすることとなり、1220系としては2連3本の少数派となっている。現在も全車高安に配置されており、大阪線の区間運用から長距離運用の増結までを一手にこなす他、時に名古屋線での営業運転も見られる。尚、現在はモケット交換や転落防止幌の設置等後天的な改造も行われている。

 2008,08,06 鶴 橋