1000系
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 1000系は1972年に登場した通勤型車両である。同時期に製造されていた1810系と同等の車体を有すが、こちらは登場当初は主要機器類を2200系から流用した釣り掛け駆動車両であった。製造当初より高性能車との連結を考慮した設計となっていたが、抑速制動は装備されなかったことから、全車平坦線区である名古屋線系統に配置された。1000系として製造された車両は当初非冷房で、同じく1972年には1000系の冷房車バージョンとなる1200系も製造されているが、同車は1980年以降に施行された1000系冷房化の後に1000系へと編入されている。1200系編入車を含め、4連2本、2連6本が新製された。尚、1000系は1984年以降に順次高性能化されたが、その際にも820系等の発生品が流用されている。また、2連で製造された編成には1810系の中間車が改造の上組み込まれ、1000系へと編入されている。以上により最盛期には4連2本・3連6本の陣容となったが、搭載していた電動発電機の出力の関係から名古屋方の制御車(ク1000形)も1810系との入れ替えがなされている。高性能化後は制御方式が界磁位相制御方式となり、回生ブレーキが使用できることで省力化がなされていrが、前述の通り抑速制動をもたないことから、引き続き名古屋線を中心に使用された。1991年以降には更新工事も施行されているが、2004年以降廃車も始まっており、2022年現在では3連5本のみの陣容となっている。ワンマン化改造は施行されていないため、現在でも基本的に支線系統へは乗り入れず名古屋線で使用される。

 2022,05,18 烏 森


■Variation
 ダブルパンタグラフを備える賢島方先頭車のモ1000形。現存する1000系では、モ1000形以外の車両はいずれも1810系からの編入車であり、1000系として製造され、現在まで1000系として在籍している車両はモ1000形が唯一である。

 2022,05,18 烏 森

2022/05/24