|
オールステンレス車体を採用した3588F。3500形のうち、10両のみがオールステンレス製となっている。このうち3584Fの2両と3588Fは東急車輛で落成しており、ドアフレームがRを描いている点が外観上の差異となっている。尚、2013年現在も現存している3500形の未更新車は、2013年度に入ってすぐに種別幕が他車と同じものに変えられている。
2013,11,01 京成高砂 |
|
2008年の都営フェスタ号に充当される3592F。同車にとっては久々の都営線乗り入れになったと共に、北総線へ入線を果たした。尚、未更新車の急行灯は尾灯と兼用になっており、この写真からもそれを伺うことができる。
2008,11,09 京成高砂 |
|
3500形未更新車のさよなら運転。未更新車最後の1本である3588Fを用い、団体臨時列車として運転された。後述の更新車が引き続き残存するため形式消滅に伴うさよなら運転ではないが、最後まで種別板を有し、昭和の面影を色濃く残す車両の引退ということで企図されたものである。2日間かけ成田空港線を除く全線を走破し、特に初日は千葉線・千原線内で通過運転を行うという、通常は見られない光景が見られた。この運転に際し、成田方が「卒業」、上野方が「感謝」という特製の種別板が掲げられた。因みにこの3588Fの廃車に伴い、京成から菱形パンタグラフを搭載する車両は消滅している。
2017,02,26 京成津田沼 |
|
3500形の更新は1996年以降2001年まで行われ、それまでのイメージを大幅に一新した。更新後も座席モケットの変更やパンタグラフの換装、転落防止用幌の設置など各種改造が続いており、今後も主力車両としての活躍が期待される。この更新車が京成線の車両の中で最も編成組成の自由度が高いため、3700形などの異常時における代走でも大活躍する。尚、写真の3524Fのみ編成中に菱形パンタグラフとシングルアームパンタグラフが混在していたが、現在は全車シングルアームパンタグラフに換装されている。
2007,09,02 ちはら台 |
|
4連を2本つなげた8連を組み、エアポート快特の運用に入る3500形更新車。3500形は車両更新時に先頭車の電動台車と付随台車を入れ替えているため、現在の京急への入線条件を満たしており羽田空港までの直通運用にも充当される。既に3300形も引退しているため、3500形更新車は現在の京成電鉄の在籍車両の中で、最もフレキシブルに編成を変えられる車両となっている。ただし現在は8連を組むことは稀であり、常時乗り入れるツーハンドル車が浅草線から全車引退した現在では直通運用には充当されなくなっている。
2012,05,11 品 川 |
|
ワンマン運転に対応した3500形更新車。2022年11月改正から金町線や千原線、東成田線においてワンマン運転が開始されたが、3500形では2021年の編成組み換え以降も4連で残っていた編成に対し、SRデジタルアンテナ取り付けと同時に施工された。11月改正からしばらくは「ワンマン」標記はステッカーで対応していたが、現在は種別表示器の一部換装にて対応している。
2022,12,10 京成高砂〜柴 又 |
|
2023年時点での3544F。当初ステッカーでワンマン標記を行っていたが、後に種別幕の一部を交換(既に使用していない飛快速から普通ワンマンに修正)することにより、種別表示器内でワンマン表示ができるよう改められた。
2023,02,04 京成成田 |