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1989年登場。創立100周年を機に制作された車両で、1000形をベースとしながらも、床置き式冷房装置の搭載により箱根登山鉄道として初の冷房車となった。また、塗装が小田急10000形に類似したものとなり印象も変わっている(現在は更に塗装変更済)。1000形が「ベルニナ号」の愛称をもっているのと同様こちらも姉妹提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道に因み「サンモリッツ号」の愛称が付けられている。前面のデザインは1000形に準じているが、こちらは更に眺望性を向上させるため、前面窓が大型1枚窓に代わり、柱が廃されている。車内はボックスシート基調のセミクロスシートとなっており、冷房装備と相まって観光輸送に配慮した形となっている(尚、2010年より施行されているリニューアル後の内装はロングシートへと変更されている。)まず2連1本が製造された後、モハ3形の置き換え用に1991年に2連1本が竣工、更に3両編成での運転開始にあわせ1993年に新たに中間車を増結。1997年には更に3連1本が増備され、現在は9両の陣容となっている。最終増備車では自動放送が採用されており、これは後に他編成にも波及している。尚、現在第3編成を除く中間車は、1000形を冷房化するにあたって補助電源を確保する観点から1000形に組み込まれており、2000系単体としては2連2本、3連1本の陣容となっている。現在も1000形と並び主力車両としての活躍が続く。また前述の通り現在ではリニューアル工事が進行している。 2008,03,30 大平台 |
■Variation |