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最初期に製造された0番台。1000番台とは機関を始め一部機器類が異なっている。また1〜4号機は量産先行機の位置づけであり、5号機以降が量産車となっている。量産先行車はラジエーターグリルが桟で仕切られておらず、塗装もなされなかったため非常に目立つ。また2位側のランボード上に細長い機器箱が設置されているのも量産先行機にしか見られない特徴である(量産機は大きさが縮小している)。このうち1号機は松山に配置された後、1987年の廃車まで四国を出ることはなかった。廃車後は長らく多度津工場で保管され、2014年の四国鉄道文化館南館の開館に合わせ同地に移設の上保存されている。なお、保存に際しては、ラジエーターグリルの部分にアクリル板が取り付けられている。
2015,08,22 四国鉄道文化館 |
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最初期に製造された0番台。1000番台とは機関を始め一部機器類が異なっている。また1〜4号機は量産先行機の位置づけであり、5号機以降が量産車となっている。0番台は1970年までに158両が製造されたが、大半が国鉄時代に廃車されておりJRに継承された4両も早々に廃車されている。この30号機は廃車後、船の科学館に保存された青函連絡船「羊蹄丸」の船内に長らく保存されていた。その後羊蹄丸の解体が決まると搬出され、現在は千葉県いすみ市の「いすみポッポの丘」にて、24系寝台客車を連結した状態で静態保存されている。尚、現在ナンバープレートはレプリカが取り付けられている。
2013,08,03 いすみポッポの丘 |
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1968年以降に製造された500番台。貨物列車牽引用という位置づけであり、蒸気暖房装置を搭載せずその分の死重が搭載されている点が特徴である。1970年までに74両が製造されたが、このうち初期に製造された車両は水タンクと放熱器の散水装置が取り付けられておらず、その分の死重が別途搭載されていた。1987年までに全車廃車されJRには継承されていないが、国鉄清算事業団を経て西濃鉄道や衣浦臨海鉄道に譲渡された車両がいる他、1両が小樽市総合博物館に保存されている。
2014,06,27 小樽市総合博物館 |
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大宮車両センターの入れ替えを担う1099号機。この機関車は同地での使用を前提としており、スピーカーが取り付けられている他連結器が双頭連結器となっている点が特徴である。なお、現在大宮車両センターの入れ替えはモーターカーによって行われており、運用を追われた1099号機は2016年にSL補機として東武鉄道に譲渡されている。
2008,10,31 大 宮 |
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JR九州に所属するDE10形。DE10形に限らず、九州に在籍したディーゼル機関車はナンバープレート部分も朱色に塗られていた。なお、現在JR九州所属のDE10形は塗装が黒一色に統一されており、この姿は見ることができない。因みにJR九州では、当初非電化であった豊肥本線への電車特急乗り入れに合わせて車体を485系や783系と同等に塗り替えた車両も存在していたが、いずれも後に別の塗装に塗り替えられている。
2013,03,16 熊 本 |
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SGを搭載していない1500番台。JR貨物に在籍している車両は更新と同時に塗装変更が行われており、初期に更新を施行された車両はこの塗装に塗られた。後に順次塗り替えが行われており、この塗装を纏うDE10形は現存していない。
2004,12,14 八王子★ |
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JR九州のDE10形は、2010年以降黒を基調に手すりを金色または朱色、ランボードを朱色に塗装した独自のカラーリングに改められた。元は「BSデジタル号」の運行に際しての塗り替えであったが、SL人吉や「ななつ星in九州」等、黒系の車両の入換等を行う機会が増加していたこともあり、全てこの塗装に塗り替えられた。本形式の後継となるDD200形も、JR九州仕様の700番台は黒系の塗装が受け継がれている。
2019,11,03 熊 本 |
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東急車輛で製造された車両を甲種輸送するDE10形更新機。このような甲種輸送も重要な役目の一つである。
2007,12,25 北鎌倉 |
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高崎車両センターに所属する1705号機。EF64形1001号機と同様に、同区に在籍する旧型客車にあわせて茶色をベースに白帯が巻かれた姿となっている。
2012,08,23 倉賀野〜高 崎 |
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JR西日本の梅小路運転区に所属する1156号機は、嵯峨野観光鉄道の予備牽引機という位置づけのため、嵯峨野観光鉄道の専用塗装を纏っている。本務機と比べると、こちらは側面のエンブレムがなく、タブレットキャッチャーが存置されている等の差異がある。
2015,03,28 梅小路蒸気機関車館 |