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1996年の徳島線急行格上げに際して設定された特急「剣山」に充当されるキハ185系については既存車とは異なるデザインとなり、前面の塗分けが変更されている他側面に巻かれた細帯が濃い青色になっている。ただし塗装で運用が分けられているわけではなく基本的には混用されている。なお、特急「剣山」運転開始後もそれまでの急行「よしの川」はしばらく存置され、最晩年は同形式による運用となっていた。同形式における唯一の定期急行運用であった。
2018,11,23 多度津 |
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国鉄時代の登場時に近い姿に復元されたキハ185-17。2017年の四国デスティネーションキャンペーン及びJR発足30周年を記念し、キハ185-17・18の外装が変更され、この姿となった。下記のトロッコ控車と比べ、帯色や窓周りの塗装が登場時の姿に近い仕様となっている。
2017,12,30 徳 島 |
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「瀬戸大橋トロッコ」の動力車兼控車に抜擢されたキハ185−20・26の2両は帯色が緑色に変更され、国鉄時代の登場当時を彷彿とさせる姿となった。ただし細部の配色が異なっている。なお、このキハ185−26は2012年の「アンパンマントロッコ」のJR東日本への貸出に伴い耐寒構造へと改造されており、団体列車扱いながらキハ185系で唯一関東・東北地方でも営業運転が行われた。キハ185-26が下記の「アンパンマントロッコ」専用車へのリニューアルが施され、キハ185-20に際しても「志国高知 幕末維新号」として外装の変更がなされたため、現在は見られない姿となっている。
2008,08,10 岡 山 |
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上記「キハ185-26」は、2015年の「アンパンマントロッコ」リニューアルに伴いキクハ32形と共にリニューアルされた。外装がキクハ32形とあわせられた他、内装も家族利用を想定したテーブルつきボックスシートに改造されている。この改造に際してはグリーン車扱いに格上げされ、「キロ185形」という新形式が誕生した。
2015,05,03 高 松 |
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1992年にJR九州に譲渡されたキハ185系は、赤と銀を基調とした姿に改められ、四国車とは装いが大きく変わった。登場当初は「ゆふ」「あそ」で車両運用が分けられたため、それぞれに独自のレタリングが入れられていた。2004年からはリニューアル工事が施され、あわせて窓下へのフォグランプの設置や前面の赤一色への統一など外装の変更がなされた。
2019,03,10 鳥 栖 |
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「九州横断特急」仕様に改められたキハ185系。特急「九州横断特急」は豊肥本線の特急「あそ」を愛称変更すると共に肥薩線に直通する列車として2004年の九州新幹線部分開業時に新設されたもので、同時に新設された特急「くまがわ」と共に、乗務取り扱いを全て運転士が行うワンマン運転が行われることとなった。これに際し他車と区別する必要が生じたことから外装は赤一色で統一され専用のレタリングが配された。なお、現在は本塗装をベースにした「AROUND THE KYUSHU」塗装への変更が進んでいる。
2013,03,16 人 吉 |