789系1000番台
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789系0番台・1000番台
 2007年登場。老朽化した781系を置き換えるべく製造された特急型車両である。基本的な車体は0番台に準じているが、こちらは分割併合を行わないことから前面から貫通扉が廃され、シルバーメタリックに塗装されている点も異なる。また列車名表示がそれまでの幕から初めてフルカラーLEDへと変わっている。車内は普通車のみの構成であるが、指定席に関しては「U-seat」としてグレードの高いリクライニングシートが搭載されている。尚、全体的なカラースキームは暖色系へと変更されており、それは同じ区間を走る785系にも反映されている。編成は5両編成だが、0番台のように急勾配区間での高速運転は求められていないことから2M3Tの構成となっている。5連7本の35両が落成し、2007年10月のダイヤ改正より特急「スーパーカムイ」、快速「エアポート」で営業運転を開始し、同時に785系が「すずらん」の運用にもまわることで781系の運用を一挙に置き換えた。2010年からは一部「すずらん」の運用にも入り、活躍の幅を広げている。尚、衝突事故で1編成が既に廃車されているが、この分は「スーパーカムイ」の減便で対応したため代替車両は製造されていない。2017年のダイヤ改正では愛称が「カムイ」に変更され、併せて785系が撤退したことから、同改正で青函特急から転用されてきた0番台と共に函館本線の電車特急は789系の独擅場となった。なお、0番台と1000番台では車両組成や車内サービスが異なることから混用はされず、それぞれ独立した運用が組まれている。

 2007,11,25 札 幌


2019/08/31