ハイモ295-610形
トップページ鉄道写真図鑑樽見鉄道>ハイモ295-610形
関連リンク:ひたちなか海浜鉄道ミキ300形三木鉄道ミキ300形
 2008年登場。老朽化したハイモ230-300形の置き換えを目的に、同年3月を以て廃線となった三木鉄道から、同社の車両では最も新しい2002年製のミキ300-105号車を譲り受けてハイモ295形へと編入した車両である。樽見鉄道への譲渡に関しては保安機器・運賃表示器等の換装が行われた以外は殆ど改造が行われていない。ハイモ295-510形と同じく全長18mのLE-DCで車体形状は類似しているが、こちらは台車がボルスタレス台車ではなく、また側窓が全て開閉可能である等差異も多い。当初塗装は三木鉄道時代のままとなっており、樽見鉄道では車体側面の一部に広告を掲載したスタイルで走行していた。車内は樽見鉄道の気動車として実に23年ぶりのセミクロスシートとなっており、大垣方には車いすスペースも設けられている。元々路線長の短い路線を走っていた車両のため、当初よりトイレは設けられていない。同車は2009年3月に営業運転を開始して、他のハイモ295系列の仲間入りを果たしている。現在の樽見鉄道では唯一のクロスシート装備車両であり、通勤通学のみならず観光輸送でも主力車両として使用されている。尚、2014年10月より元々広告が掲載されていた中部ケーブルネットワークの全面広告車両となっており、それにあわせた塗装に変更されている。

 2015,09,23 水 鳥


■Variation
 導入当初のハイモ295-601号車。当初は三木鉄道時代の塗装を堅持していた。同車の塗り替えによって、三木鉄道時代の塗装のまま残存している車両はひたちなか海浜鉄道のミキ300形のみとなっている。

 2012,12,23 本 巣