2003年に登場した展望車両。JR会津若松運輸区に所属していたキハ40-511を譲り受けた上で新潟トランシスにて改造したもので、日本宝くじ協会寄贈の「宝くじ号」である。JR東日本に在籍するジョイフルトレインと類似した改造がなされており、会津若松方運転台後ろにはハイデッキ構造の展望室が設けられた。一般客室内もリクライニングシートが設けられた他、側窓が大型化しており展望室でなくとも良好な展望が楽しめる。また、車椅子対応トイレや車椅子スペースも設けられ、バリアフリー対策も施されている。同車は「風覧坊」の愛称がつけられ、専らAT-350形・AT-100形と連結した「お座トロ展望列車」として活躍している。尚、営業運転を開始して間もない頃に阿武隈急行でも営業運転を行った実績もある。2012年からは野岩鉄道・東武鉄道を介して鬼怒川温泉までの乗り入れも開始されたが、それに合わせて東武線に対応した無線装置が新たに取り付けられている。2016年6月にはお座敷車両であったAT-100形が引退したため、一般客室部分がお座敷に取り換えられており、従来のリクライニングシートは展望室部分のみ残された。 2008,02,09 塔のへつり |
■Variation |
AT-350形と連結する側の前面は比較的原型を維持している。尚、JR東日本に在籍するキハ40形改造のジョイフルトレインの中間車とは異なり前照灯・尾灯が換装され、方向幕部分は埋められている。
2007,02,07 会津田島 |