1000形
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 1996年の東葉高速線開通に伴い、同線用の車両として用意された車両である。元々は直通先の営団地下鉄5000系であり、05系に置き換えられて余剰となっていた非冷房車を種車に改造が行われた。改造に際しては、冷房装置の搭載を始め原形を残しつつ大幅にリニューアルされており、前面も角型ライトを採用し、側扉には大型窓を採用する等従来に比べてイメージアップが図られている。また足回りの換装も行われ、従来の抵抗制御方式から回生制動併用の界磁添加励磁制御方式へと変更された。尚、帯の色は東葉高速鉄道のイメージカラーである赤・白・オレンジの3色に変更されている。尚、東葉高速線の車両はJRへの乗り入れを行わないことから、従来搭載されていたJR線直通用機器は取り外されている。10連10本が竣工し、開業直前の営団東西線ダイヤ改正より営業運転に投入されたが、うち2本は本格改造が間に合わず、帯色を変えて戸袋窓を埋めた状態で、非冷房の状態のまま営業運転に投入されたこともある。また、増発用にもう2本が改造工事の着手を受けていたものの、こちらはそのまま放置されてしまい後に解体されている。しばらくの間は主力車両として活躍していたが、元々の車体が製造40年近くを迎え老朽化していたこと、ATCの更新への着手に至ったことから、2004年より2000系へと置き換えられることが決まり、2006年までに全車運用を離脱した。大半の車両はそのまま廃車解体されたものの、3編成がインドネシアへと譲渡されており、同じく譲渡された営団5000系共々現地にて活躍を続けている(ただし一部は既に廃車されている)。

 2005,06,06 八千代緑が丘★