モ780形
トップページ鉄道写真図鑑豊橋鉄道>モ780形
関連リンク名古屋鉄道モ780形
 2005年登場。同年の3月限りで廃止になった名鉄の600V区間よりモ780形を譲り受けた車両であり、豊橋鉄道としては初めてのVVVFインバーター制御方式の車両である。モ780形は岐阜市内線から揖斐線への直通運転対応車両として単行運転及び増結用として製造された車両であり、全7両とも豊橋鉄道に譲渡されている。譲渡に際しては、重連運転のない豊橋鉄道では不要となる自動連結器の撤去が行われた他、ワンマン運転用機器の換装と井原電停周辺の急カーブ走行に対応させる為の改造工事がなされている。制御方式は名鉄時代と変わらずにGTO-VVVFインバーター制御方式であり、回生制動も備えるため従来車よりも大幅な省エネを実現している。同車の竣工によりモ3100形は全車定期運用を離脱し、1両を除いて廃車されるに至っている。モ780形はモ3100形に代わる主力車両として井原〜運動公園前間を含む全線で使用されている。尚、車体は全車両広告を纏っており、ほとんどはモ3100形に使用されていたものがそのまま引き継がれている。市内線(東田本線)に所属する車両の中では最も両数の多い存在であり、主力車両として活躍が続いている。なお、長らく東洋電機製のGTO-VVVFインバーター制御装置を搭載していたが、2024年からは制御装置の更新が始まっている。

 2008,09,06 新 川


■Variation
 「ヨコハマゴム」の広告を纏う783号車。黒基調もよく似合う。

 2008,09,06 新 川
 こちらは「メガワールド」の広告を纏うラストナンバーの787号車。前面の目玉模様は先代に比べおとなしめになったが、側面にある目玉模様が派手さを補って余りある。

 2008,09,06 新 川
 2024年時点の787号車。デザインは変わっているが、変わらず「メガワールド」の全面広告を纏っている。

 2024,09,05 札 木
 機器更新が施された785号車。780形の機器更新は2019年から計画されていたが、実際に施工が開始されたのは2024年になってからとなった。施工車はSiC-VVVFインバーター制御方式に改められている。まとう塗装は「豊橋ダイハツ」のもので、これは更新前後で変わっていない。

 2024,09,05 札 木

2024/09/07