キハ11形300番台
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 東海交通事業では従来使用されていたキハ11形200番台を置き換える目的で、2015年から翌年にかけて、親会社のJR東海からキハ11形300番第2両を譲受の上城北線で使用することとした。城北線の車両としては3代目となるが、初代のキハ40形はリース、2代目のキハ11形200番台は自社発注車であったため、初の譲渡車両ということになる。譲渡に際しては貫通扉へのステッカーの貼り付けとロゴマークの貼り付けが行われた点以外はJR時代とほぼ同一となっている。車内もJR時代から変わりはないが、城北線内に汚物処理装置がないため、車内のトイレは使用できず、業務用スペースとして施錠されている。まず2015年9月にキハ11-301が譲渡されたが、同車は前述のロゴマーク貼り付けを除けば帯色も含めてJR時代と全く同じ外観を堅持している。2016年3月には2両目となるキハ11-302が営業運転を開始しており、こちらも当初はJR時代と同じ外観であったが、2016年6月に帯の貼り換えがなされており、既存のキハ11形と同じく窓回りにオレンジ色の帯が巻かれたスタイルとなっている。現在の城北線はこの2両のみの陣容となっており、基本的には交互に使用される。なお、検査等で車両が不足した場合はJR東海から同じキハ11形300番台を借り入れて運行するが、その場合も車内のトイレは閉鎖される。

 2016,07,10 枇杷島


2016/07/15