1000形
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 2005年のあおなみ線開業に合わせ、日本車輌にて製造された通勤型車両である。日本車輌の製造工法であるブロック工法で製造されたステンレス製の車体であり、窓周りを濃淡ブルーのステッカーで色付けした全体的にシンプルなデザインとなっている。同車は20m車ながらJR東海等に合わせて3扉となっているが、これはブロック工法を採用した車両では初の事例となっている。前面は非貫通構造でくの字形状となっており、黒を基調に下部に濃淡ブルーのラインと編成番号、ワイパーの下に飾り帯があしらわれたものとなっている。また前照灯・尾灯は上部にセットされており、HID灯を備える。車内はJR209系同様化粧板や床などはモノトーン調にまとめられており、UVカットガラスが採用されたためカーテンは備えていない。またオールロングシートとなっており、座席には青いモケットのバケットシートが採用されている。このように内外装共に通勤型車両であるものの、名古屋臨海高速鉄道は車両の検査をJR東海の名古屋工場に委託することとなっており、台車や主電動機等を含めた走行機器類はMT車の位置こそ異なるものの、313系とほぼ同一のものが採用されている。尚、あおなみ線ではホームドアが採用されているが、ATOによる自動運転は導入されておらず、JR東海と同じATSに加えてTASCによる定位置停止支援が行われている。1000形は開業時に4連8本が用意された以外は増備はなされておらず現状を維持しており、全車ともあおなみ線の全列車に使用されている。

 2005,03,21 名古屋競馬場前★