6050系
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 1985年登場。翌年の開業を控えた野岩鉄道用に増備された車両である。同時期に製造が開始された東武鉄道の6050系とは車体こそ同一であるが、当時製造されていた東武6050系が6000系の下回りを流用していたのに対しこちらは下周りを含め全て新造されており台車はS型ミンデン台車を搭載する。車号は100番台となって東武鉄道の車両とは区別されており、所謂「インフレナンバー」となっているのが特徴である。尚、コスト削減の観点から全車とも落成後一旦は東武鉄道に車籍がおかれ、その後野岩鉄道に譲渡されたという経歴を持つ。1985年に2連2本が落成した後1988年には更に1本が増備され、2連3本の陣容となった。現在に至るまで東武鉄道・会津鉄道の6050系とは完全に共用されており、車両検査等は全て東武鉄道が行っている。前述のとおり東武6050系と混用されていたため2017年までは快速、区間快速として浅草まで乗り入れていたが、以降は南栗橋以北に運用範囲が縮小された。更に2022年からは鬼怒川温泉〜会津高原尾瀬口間でのみ運用されるようになり、東武線鬼怒川温泉以南及び会津鉄道線の定期運用からは撤退した。この影響で2022年に1本が余剰廃車となっている。

 2012,03,15 鬼怒川温泉


2022/04/13