8500系
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 1985年登場。それまでユネスコ村の遊戯鉄道としての位置づけが強かった山口線の改修及び近代化にあたり、同線用の車両として登場したもので、「レオライナー」の愛称を持つ。同車は西武鉄道で唯一の新交通システムの車両であり、他線とは完全に独立している事から新機軸を多数搭載しているのが特徴で、西武鉄道では初のGTO-VVVFインバーター制御車両である他、回生ブレーキ併用の全電気指令式ブレーキや補助電源へのSIVの採用、ワンハンドルマスコンハンドルの導入など、当時の西武鉄道としては初となる機構を数多く取り入れた先進的な車両となっている。ただし全長がさほど長くないこともあり、ATOによる自動運転は採用されず、保安装置は他の路線と同じくATSとなり手動運転を行うことでコストを削減している。車体色はそれまでの黄色一色ではなく、「ライオンズカラー」と呼ばれる白基調のものが初めて採用された。この塗装は以後自社の4000系や西武バス・伊豆箱根鉄道・近江鉄道等西武グループ各社でも採用され、西武グループの標準塗装となった。車内はボックスシートとなっており、当初つり革は設けられていなかったが立ち客の転倒防止に座席には取っ手が設けられている。また当初からワンマン運転を行うため、自動放送装置も備えられている。8500系は1両の長さ8.5mの4両編成となり、路線開業までに3本が製造されて山口線における全列車の運用に充当された。後に車椅子スペースや吊り革、天井部への掴み棒の新設、2001年以降には20000系と同等のIGBT-VVVFインバーター制御方式への更新など後天的な改造が各種行われているが、外観は登場時とほぼ変わりない状態で現在も活躍している。

 2012,12,02 西武球場前