ヲキフ100形
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 1956年以降、ヲキ100形と同時期に製造されたホッパ車。石灰石を輸送する目的はヲキ100形と変わらないが、こちらは緩急車であり端部に車掌室が設けられている。1973年までに総勢37両が製造されたが、増備年によって仕様変更がなされており、ヲキフ114号車以降の車両は車掌室のスペースが広くとられている。この為全長が車両によって異なっており、前期車13両がヲキ100形と同じ7.5m、それ以降の車両が0.5m拡大された8mとなっている。基本的に石灰石輸送列車の前後部に連結されており、当初は車掌が乗務していた。1988年以降車掌乗務は行われておらず、近年までは入れ替え作業を考慮して基本的には10両で1編成を組む石灰石輸送車の端部に連結されヲキ100形9両+ヲキフ100形1両という組成で使用されてきた。最近はこの編成が崩れている他、貨物運用の縮小に伴って廃車も進んでおり、既に車掌室が狭い初期車に関しては全廃されている。現在は13両の陣容であり、ヲキ100形と共用されて石灰石輸送に従事している。

 2007,09,10 武 川


■Variation
 ヲキフ100形のうち1973年に製造されたヲキフ130号車以降の車両は、同時期に製造されたヲキ100形同様、工法がリベット打ちではなく溶接工法となっている。やはり車両総数に比して少数派の存在である。

 2006,03,18 武 川★