200系
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 2009年登場。製造から50年近く経ち老朽化していた860系(近鉄所有、伊賀鉄道へ貸与)を置き換える為に、伊賀市の助成のもとで導入された車両である。前述のように従来車は近鉄からの貸与車であったが、こちらは東急で余剰となった1000系を改造の上で導入しており、初めて近鉄車ではない車両の導入となった。東急1000系の他社への譲渡は2例目となるが、上田電鉄に譲渡された車両と異なり形式も変更されていて、伊賀神戸方からモ200形‐ク100形という組成となっている。譲渡に際してはATSの更新や霜取り用パンタグラフ・スカートの設置、一部車両のパンタグラフ換装、電気警笛の変更等がなされた他、一部車両は先頭車化改造が行われている。また前面の種別表示器・側面の行き先表示器は埋められており、前面の行き先表示器はLED式のものが採用されている。尚、VVVFインバーター制御車両の導入は伊賀鉄道では初となるが、上田電鉄に投入された車両と異なり当初より回生制動もそのまま使用している。車内はセミクロスシートとなっており、東急時代からのロングシートに加え、京阪電鉄で余剰となった固定クロスシートが一部設置されていて観光輸送にも対応している。尚、車椅子スペースやドアチャイム・案内表示器を備えた運賃表も完備され、860系と比べてサービスは大幅に向上している。200系は2011年までに2連5本が導入され、翌年までに860系を全て置き換えた。因みに伊賀鉄道への陸送の後に全面ラッピングが施されており、東急時代の赤帯を巻いた編成は近年まで存在しなかった(現在203Fが赤帯となっている)。現在の伊賀線は全て200系にて賄われているが、全編成とも異なるラッピングないし帯が施されている為、乗るたびに目を楽しませてくれる車両と言える。

 2012,12,24 上野市


■Variation
 青色の忍者ラッピングが施されている201F。この車両は元々目蒲線と東横線で共用できるようになっていた編成(1010F+1011F)の一部で、下の202Fとは同一の編成を組み、東横線では8連、目蒲線では4連で使用されていた。後年の編成替えで、後に202Fとなる先頭車と差し替えで中間車が連結され、8両固定編成となり引き続き東横線で使用されたが、運用削減の影響で2009年に廃車され、先頭車2両のみ伊賀鉄道に譲渡されている。

 2018,02,10 伊賀神戸
 ピンクの忍者ラッピングが施されている202F。この車両は元々目蒲線と東横線で共用できるようになっていた編成の一部で、編成替えを経て長らく保留車となっていたものである。先頭車化改造車と同じようなデザインではあるが、こちらは元々先頭車であったため、ライトはオリジナルのものであり、かつ急行灯や貫通扉も備え付けられている。尚、「忍者列車」のラッピングは860系時代から続くもので、松本零士氏がデザインしている。現在、201Fが青、202Fがピンク、そして205Fが緑と、3編成に「忍者列車」のラッピングが施されている。

 2012,12,24 伊賀神戸
 2017年秋に「名泗コンサルタント」のラッピングが解除された203F。解除後は東急時代と同じく赤帯を巻いた姿となった。伊賀上野方の103号車は東急時代に近い姿に戻ったといえるが、先頭車化改造された前面と赤帯の組み合わせはこれが初のケースとなる。なお、先頭車化改造車の前面には貫通扉を模した飾り枠が付けられているが、赤帯はこの上にも貼られている。

 2018,02,10 上野市
 204Fは「ふくにん列車」となっており、伊賀鉄道のマスコットキャラクター「ふくにん」を始め、沿線広告が全面的にラッピングされている。因みにこの編成は伊賀神戸寄りが先頭車化改造車となっている。先頭車化改造車は前照灯が丸型、尾灯が近鉄5200系の更新車等に見られるものが搭載されており、また前面は非貫通で、不要な急行灯は当初より設置されていない等、オリジナルのスタイルとは異なるものとなっている。尚、この編成以降「ワンマン」の文字が拡大されている。

 2012,12,24 伊賀上野
 204Fの伊賀上野寄りは貫通扉が左に設置されたオリジナルスタイルとなっている。伊賀鉄道200系の大半は東横線で使用されていた車両が種車となっており、それ故に中央に貫通扉がある先頭車や先頭車化改造された車両も多い。そのため、東急時代からお馴染みのこのスタイルの車両は10両中4両のみである。

 2015,11,21 伊賀神戸