6600系
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 1978年の瀬戸線の栄町乗り入れにあわせて、地下線対応車両として登場した車両で、実に42年ぶりとなる瀬戸線用の新造車両である。車体及び車両性能は6000系に準じているが、栄町〜清水間が地下線となることから当初からA-A基準で設計されている他、外観上ではスカートが設置されており、行き先表示器が種別と一体になっている等の差異がある。また、6000系と異なり非冷房で落成しており、それに伴って側窓は開閉可能となっているが、後に7000系の発生品を流用して冷房化がなされた。尚、補助電源装置は当初MGが採用されていたが、冷房化改造時にHIVに換装している。車内は当初セミクロスシートであったが、小型で不評であったこととラッシュ時への対応からロングシートに変更されている。6600系は2両編成で製造されたが、4連運転の定着した現在では専ら2本連結した4両編成で使用される。これにより、実質は4連3本の陣容となっている。6000系の転属後は少数派となっているが、瀬戸線への4000系の導入が進み、6750系廃車後の2012年より本形式の廃車も始まり、2013年3月のさよなら運転を以て全車両が現役を退いた。

 2008,03,16 小 幡