7000系
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 1961年登場。言わずと知れた「パノラマカー」である。モータリゼーション対策及び並行する東海道線への対抗馬としての切り札とも言えるだろう。現在の名鉄ではお馴染みのスカーレット一色塗装を初めて採用しただけでなく、イタリア国鉄のETR300形を意識した展望室の設置、冷暖房完備の転換クロスシートなど料金不要列車も関わらず優等列車にも引けをとらない豪華な接客設備と合間ってセンセーショナルなデビューを飾った。1962年にはその圧倒的人気によりブルーリボン賞を獲得している。当初は前面にフェニックスエンブレムが取り付けられていたが、程なくして逆さ富士型の行き先表示器に取り替えられた。当初は6連のみが、後には4連の編成も製造され、総勢116両となって主力車両として成長した。1982年以降は座席指定制特急に使用するため、一部編成を特急用車両として白帯を巻いて差別化を図った。このように名鉄で一大勢力を築き名鉄の顔ともなった7000系だが、1984年以降廃車が始まり、1998年以降は1600系などに置き換えられて急速に姿を消していった。2008年12月限りで定期運用からは退いており、2009年8月いっぱいでさよなら運転を含めた全ての営業運転を終了した。現在は保存車が数両存在するのみとなっている。

 2008,03,16 犬山遊園


■Variation
 6連の編成は殆どが方向幕に取り替えられたものの、4連の編成は最後まで従来の方向板のまま存置された編成が多く残っていた。1962年以降実に45年も変わらぬ姿である。

 2008,08,12 鳴 海
 有料特急に使用された編成は行き先表示器が若干小ぶりなものになった他、配色は上が黄緑・下がグレーとなり他車との差別化を図った。有料特急からの撤退後白帯はなくなったが、最後まで残ったこの7011Fは定期運用離脱間近になって白帯が復活した。以後2009年8月の終焉までその姿で走り続け、稼働する7000系としては最後の存在となった。

 2008,08,12 神宮前
 運用から離脱した7000系はしばし布袋や猿投などに留置され、最後の時を待った。既に行き先表示器も外され、痛々しい姿である。7000系に限らず、運用をはずれ留置されていた電車は、この後順次名電築港へと帰らぬ旅に出て行くのであった。

 2008,08,12 布 袋