9000形(千葉ニュータウン鉄道所有、北総鉄道管理)
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 9000形は1984年の住宅・都市整備公団鉄道開通時に登場した通勤型車両である。車体はセミステンレス製となっており、デザインは既に北総開発鉄道に導入されていた7000形をベースとしている。7000形の特徴であるΣ型の前面形状や固定窓に関しては採用されなかったが、扉間の側窓は細窓を中央に据え、その両側に大型窓を配するという比較的独特なものとなった(中央の細窓のみ固定式で、この部分にはカーテンが設置されなかった)。また、帯色は他の車両とは異なる赤と黄緑を基調に、側面に更に灰色の帯があしらわれたものとなった。冷房装置は7000形が分散型であるのに対し、こちらは集中型である。制御方式は界磁チョッパ制御方式だが、機器構成は7000形と合わせられており、ツーハンドルマスコンハンドルで制動方式は電磁直通方式となっている。登場当時は先頭車が制御車の6連を組み2000形と車号がつけられたが、京急線乗り入れの際に京急2000形と混同しないよう、1994年に9000形と改称された。尚、1991年の北総開発鉄道二期線開通時には7000形同様中間電動車を新造の上8連化されている。総勢8連2本の16両が製造され、登場当初は松戸〜千葉ニュータウン中央間で、後に西馬込・羽田空港〜印旛日本医大間を中心に活躍していた。この他、一時期は新逗子への定期運用も存在した。2013年初頭までは全車とも健在であったが、車体の更新が行われていないこともあり、後継車両によって順次置き換えられることとなった。2013年に9200形の製造で1本が運用を離脱し、残る1編成も2017年3月に9800形に置き換えられ、全廃となった。因みに9000形は北総鉄道の車両の中で最も遅くまで新京成線用無線が残されており(かつて北総・公団車両は車両検査を新京成線のくぬぎ山で行われており、その為新京成線への直通運用が廃止された後も新京成線用の無線が付けられていた)、2005年のN800形第1編成落成時には牽引車として抜擢されている。

 2007,05,02 品 川


■Variation
 新京成N800形を輸送する9000形。従来新京成の新車が搬入に使用されていた初富駅近くの側線が高架化工事で使用できなくなり、N800形は製造当初IRアンテナを装備しなかったという2つの理由から、甲種輸送後は印旛車両基地まで陸送の上、中間車2両を抜いた9000形に挟まれて、2両ずつ高砂・津田沼経由でくぬぎ山車庫まで回送されるという極めて異例の事態となった。最後まで新京成用のSRアンテナを搭載していた9000形ならではの活用法であり、久々に新京成線への入線を果たした。尚、N800形の第2編成では全区間自走で回送されているため、このような輸送法は今後見られないものと思われる。尚、この時に大役を果たした9008Fは、2013年2月いっぱいを以て9200形に置き換えられて営業運転を離脱している。

 2005,04,23 八 幡
 ヘッドマークをつけ、臨時列車「ほくそう春まつり」号に充当される9018F。例年3月〜4月の「ほくそう春まつり」にあわせて運行される臨時列車で、毎年充当車両や運行経路、種別が異なる点が特徴である。2016年は快速として東成田から高砂経由で千葉ニュータウン中央まで運転されたが、9000形の東成田乗り入れは前例がなく、今回の運転が初となった。尚、9000形は過去にも同列車で京成上野への初入線を果たしている。

 2016,04,24 京成佐倉〜大佐倉
2016/05/24