2100形
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 1998年登場。京急の創立100周年を記念して製造された、2000形の後継となる優等車両である。アルミ製の車体は600形をベースとしているが、こちらは2000形と同じく2扉となっている他、ワイパーカバーに形式名が入ったスリットが付けられており、その点が変更点となっている(因みに当初は車番入りスリットであったが、共通性の観点から形式名のスリットに改められている)。また、前照灯と急行灯の位置も逆になる等の差異も生じている。2100形は京急の節目に製造され、かつ優等列車用という特別な側面を持ち、そのために転換クロスシートがノルウェー製、紫地に赤い水玉模様と言う独特のシートモケットがスウェーデン製、VVVFインバーター制御装置がドイツのシーメンス製と、海外の製品を多用している点も特徴的である。特にシーメンス製のGTO-VVVFインバーター制御装置を採用したことで励磁音が音階を奏でる独特なものとなり、同様の機器を搭載しているJRのE501系と同様、「歌う電車」として親しまれた。この他、補助椅子やLED式車内案内表示器の設置、クロスシートの転換クロスシート化(ただし自動転換のみで手動転換は不可)など、2000形以上のアコモデーションとなり、関東地方で乗車券のみで乗れる列車の中では最高級のグレードを誇るといっても過言ではない。1998年4月から営業運転を開始し、2000年までに8連10本が製造された。同年までに全ての2000形が3扉へと改造されており、それにより2100形は本線快特運用の主力車両として成長した。現在も変わらぬ陣容で活躍しているが、近年は制御装置の国産のものへの換装が行われ、IGBT-VVVFインバーター制御となり「歌わなく」なってしまった編成も現れた。尚、現在は全編成の換装が完了している。基本的には「京急ウィング号」を含め泉岳寺〜羽田空港・三崎口間で使用されており浅草線には入線しないが、入線自体は可能であり2011年には西馬込までの乗り入れが実現している。

 2012,07,28 品 川


■Variation
 「赤い電車」でお馴染みの京急の車両の中でも異彩を放っている「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」。2100形と600形が1本ずつこの塗装となっており、広告貸切やラッピングなど、様々な催しの際に活用されることが多い。

 2014,05,17 品 川
 更新工事の施された2100形。製造から15年経過した2013年以降、順次施行されつつある。オール転換クロスシートの車内はそのままだが、優先席のモケットの色が反転している他車内灯は全てLEDに改められた。また、車内案内表示器は17インチLCDとなり、それまでつけられていなかったドアチャイムも新設されている。更に車端部の窓は開閉可能なものへと交換され、それに伴い車端部に限りカーテンが横引のものからロールカーテンに変更された。更新車はワイパーカバーにマスコットキャラクター「けいきゅん」のイラストが描かれており、外観上の差異となっている。現在は後述の表示器LED化がなされたため、前面に方向幕を有した2100形更新車は短期間で見納めとなっている。

 2014,05,18 品 川
 前面の表示器がLED化された2100形更新車。2014年以降、更新の有無に関係なく前面表示器のフルカラーLED化が行われている。この換装は2100形のみならず600形や新1000形初期車も対象となっている。

 2015,02,21 平和島