ED33形
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 1961年登場の弘南線機関車。元々は1923年にアメリカのウエスチングハウス社で製造された武蔵野鉄道のデキカ10形で、同社が西武鉄道になってからはE11形と形式が変更されていた。このうち弘南鉄道にはE11号車の1両が譲渡されている。尚、この機関車は運転台が右側に取り付けられており、弘南鉄道の他の機関車に見られない特徴である。弘南鉄道竣工後はそれまでの主力機ED30形に代わって貨物輸送の主役となり、また冬季はスノープラウを取り付けることで除雪にも対応するなど万能振りを見せたが、1984年の弘南線貨物輸送廃止後は専らスノープラウを取り付け、除雪専用機として現在に至っている。冬場は現在もキ100形を連結して弘南線の除雪輸送に従事するが、夏場は構内入換や保線作業などで極まれにしか動く事はない。

 2007,09,06 平 賀