NT3000形
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 2007年登場。開業20周年を記念し、老朽化していたNT2000形・NT2100形を置き換えるべく製造された車両である。同時期に製造された会津鉄道やのと鉄道の車両と同じく新潟トランシス製のNDCであり、従来車に比べて車長が2m拡大している。車内は木目調を基調とし、転換クロスシートとロングシートを配したセミクロスシートとなった他、全車両にトイレが設けられた事で従来車に比べてサービスアップが図られている。機能面としては同時期に製造された第3セクターの気動車同様TICSが採用されており、車両管理をコンピュータで行えるようになっている。また制動方式は電気指令式となっているが、それ故在来車やJRの気動車とは併結ができない。外観面では晩年のNT2000形のように各車両ごとに車体塗装が異なり、また沿線所縁の生き物が描かれたものとなっている。また、それぞれに見合った愛称がつけられている。NT3000形は全4両が2008年までに製造されたが、両数としては従来車に比べて2両の減少となった。現在は錦川鉄道の全列車が同形式にて賄われている。

 2008,08,08 岩 国


■Variation
 最初に導入されたNT3001号車は青系の塗装となっており、アユ・ヤマメとモミジが描かれている。この車両は「せせらぎ」の愛称を持つ。

 2014,12,29 錦 町
 最後に導入されたNT3004号車は黄系の塗装となっており、錦川に生息するホタル等が描かれている。この車両は「きらめき」の愛称を持つ。

 2014,12,29 岩 国