ハ形
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 1932年以降1966年までの間に、貨車を種車として改造されたオープン型客車。JR四国の清流しまんと号等と共に、現役で活躍する数少ない2軸客車である車両としては、圧力計・車掌弁・標識灯が存在する車両がハフ形、ない車両がハ形と分かれている。またこの形式には32両が製造されたオープン型客車(C車と称する)と、1957年より関西電力の社員輸送用に製造されたハ50番台4両(K車と称する)の2種類に分かれており、このうちK車は特別車両のように窓がついており全く異なるものとなっている。C車は当初材質には簡易鋼板や木材が使用されていたが、1986年以降の車体更新の際に1000形に準じた車体へと変更されている。現在も一部車両が廃車となったものの19両が現存しているが、全長4mと輸送力が少ない為に現在は一般の旅客輸送に使われる事はなく、関西電力の職員輸送や資材輸送を中心に使用されている。

 2011,07,30 森 石