EB形
トップページ鉄道写真図鑑黒部峡谷鉄道>EB形
 1923年登場。黒部峡谷鉄道の前身となる専用軌道が初めて発注した電気機関車である。初期の2両はアメリカで製造されたものであるが、その車両をベースに3号機目以降は日本で製造されるようになった。総勢7両が製造されて職員輸送や入れ替えに従事した。1953年に同線で一般旅客運用が行われるようになってからも当形式は入れ替えを中心に使用され、一部車両を除き1984年まで現役で使用された。尚、この間に塗装変更(黒→オレンジ色)、パンタグラフの換装、速度計設置などがなされており、登場時とはスタイルが異なっていた。廃車後、EB5号機が宇奈月駅前に静態保存されているが、保存に当たっては登場時の黒塗装に戻された他、集電装置もZパンタからポールに復元されている。

 2011,07,30 宇奈月