DD形
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 1979年・1985年・2001年・2012年の各年に製造されたディーゼル機関車である。DD22号機・DD23号機は電気機関車ED形に類似した箱型機関車であるが、全長はそれよりも長く、更に砂箱を台車の中央に備えている点が特徴である。尚、尾灯は製造当初は丸型であったが、後に角型へと変わっている。15年近くED22・ED23号機の2両体制であったが、2000年にDD23号機が滑走して大破し廃車されてしまった事で急遽2001年にDD24号機が製造されている。同車のスタイルはDD22号機とは全く異なるものとなっており、大型窓・角型ライトの採用等でより近代的なスタイルとなっている。因みにDD24号機は乗務員室への冷房準備がなされている。更に2012年にはDD24号機ともスタイルの異なるDD25号機が導入され、後にDD22号機が廃車されたことから現在は21世紀になってから製造された2両の体制となっている。2両とも事業用機関車という位置づけで旅客運用を充当する事はなく、シーズンオフの架線撤去や線路保守、黒薙支線などの非電化の専用線で使用される機会が多い為一般の乗客が動いている姿を目にする機会は少ない。

 2011,07,30 宇奈月


■Variation
 2012年に導入されたDD25号機。形態は他の2両と全く異なるがDD形に分類されている。

 2014,10,18 宇奈月