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東横線に在籍していた未更新車は1990年代後半まで行き先表示器が方向幕であったが、1999年より全編成が行き先表示器が順次LED化された。写真の8007Fはみなとみらい線にも乗り入れ、東横線の初期車の中で最も遅くまで在籍していた編成である。
2005,01,01 大倉山★ |
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8007Fの引退時は伊豆急8000系と同じラッピングがなされ、臨時急行「伊豆のなつ」として伊豆方面のPRを担った。この列車は最終運転に近づくにつれ取り付けられるサボが多くなり、ファンはじめ乗車した人を楽しませてくれた。運行番号表示が「伊豆急」をもじっているのも御愛嬌である。引退後はそのままの姿でインドネシアへ譲渡されたが、後に違うラッピングが施されている。
2005,07,03 多摩川★ |
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東横線に所属していた8000系は大半が車体更新を受け、「歌舞伎塗装」と呼ばれる独特な外装に改められた。このうち、最初期に更新を受けていた8021・8023Fは行き先表示器が方向幕のまま残り、特にこの8021Fはみなとみらい線開通後も方向幕の姿であり続けた。尚、2008年に行われた8000系のさよなら運転に際しては、わざわざこの編成で使われていた方向幕を取り付けるというファンサービスを行っている。
2005,01,01 大倉山★ |
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東横線における8000系最後の未更新車両となった8039Fは2005年夏に赤帯撤去・前面行き先表示器の方向幕化などが行われて登場時の姿に近づけた形に復元された。この編成が優等運用に充当される場合は廃止された急行灯点灯を復活させるなど、かなり力を入れている事が伺える。この姿のまま約2年間運行された。
2005,07,12 武蔵小杉★ |
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8039Fの引退時には更に登場当時の姿に復元し、その姿で2007年6月30日・7月1日の両日に渡ってリバイバル急行が特別運転された。この際には8039号車の窓が白Hゴム化された他、運行表示板が復元されたり行き先表示の内容が追加されて白地の行き先表示も見られるようになるなど、昭和当時の8000系を限りなく再現した姿となった。リバイバル運転後はインドネシア国鉄に譲渡され、現地にて使用されていたが、8039号車を除き2016年に廃車されている。
2007,06,30 渋 谷 |