7600系
トップページ鉄道写真図鑑東急電鉄>7600系
 1986年登場。もともとは7200系の編成替えに伴い余剰となったクハ7500形に電装化を施し、VVVFインバーター制御方式化した車両である。東急では6000系での試用に次ぐVVVFインバーター制御方式の採用となった。登場当初は7200系同様ツーハンドルで大井町線と目蒲線に1本ずつが在籍し、大井町線では7200系と連結した6両編成を組んでいた。その後大井町線所属車両の目蒲線への転属や編成替えを経て、池上線に3連3本の配置となった。1994年に全車両リニューアルが行われ、中間に乗務員室があった車両に関してはその撤去が行われた。その後1998年の池上線ワンマン化を控え、同線に転属してきた7700系同様にワンハンドルマスコンへの交換とブレーキ方式の全電気指令式ブレーキ化が行われ、同時に東急8000系更新車に準じた塗装へと変更された。また、この際に行き先表示器がLED化され、側面にも増設されている。改造から25年以上にあまり主力車両の一つとして活躍してきたが、2010年以降は7000系及び1000系1500番台による置き換えで廃車が発生しており、2015年2月までに全編成運用を離脱する。尚、最後まで残った1本は2014年末以降登場時と同じステンレス無地の姿になっている。

 2012,02,10 旗の台


■Variation
 第3編成は登場時から3連を組んでいた。編成替えによりデハ7400形をVVVFインバーター制御化した車両を組み込み、7600系の中で最もバランスの取れた編成となっている。また、蒲田方の先頭車(デハ7653号車)は前方にパンタグラフが取り付けられており目立つ存在である。この編成のみシングルアームパンタグラフとなり異彩を放っていたが、2009年に7000系に置き換えられ、7600系の中では最初に廃車解体された。

 2007,06,30 大崎広小路