6000系
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 2007年登場。2008年3月の大井町線急行運転開始を控え、急行専用車両として製造された車輌である。車体は5000系をベースとしているが、FRPを使用した前面はよりシャープになり、それまでの車両とは一線を画すデザインとなっている。車体配色も大井町線のカラーにあわせた独自のものとなり、個性を主張している。同時期に製造された7000系と異なり内装は白が基調となっており、車端部のみ木目調の化粧板が貼られている。ドア上部にはJRE233系同様に赤いランプが設置されたが、これは以後の車両にも標準装備となった。6連6本の36両が竣工し、2008年3月28日のダイヤ改正より営業運転を開始した。大井町線の急行として使用される他、朝夕及び休日日中に運転される田園都市線直通急行にも充当される。10年近くに渡りこの両数で推移したが、その後輸送力増強を目的に中間電動車1両を追加の上で7連化されることになり、2017年に中間車6両が増備され、各編成に連結されていった(一斉組み込みではなく、車両不足が生じないよう1編成ずつ施工され、これにより一時期は6連と7連で運用が分かれていた)。これにより現在は7連6本の陣容となっている。なお、2019年には6020系に続きQ-SEAT車両(デュアルシート車)2両が新造され、既存編成に組み込まれている。

 2008,07,24 旗の台


■Variation
 第1編成の甲種輸送の様子。第1編成のみ落成時は現在よりもラインなどが少なく、その姿でいた期間はごくわずかであった。

 2007,12,25 逗 子
 2017年以降、順次7連化されている6000系。輸送力増強の一環として計画されたもので、中間電動車1両が新たに組み込まれた。これにより編成中4両で改番が発生している。なお、今回増備された中間電動車は、一部機器類に5000系6扉車の廃車発生品が流用されている。

 2018,03,11 旗の台
 デュアルシート「Q SEAT」が組み込まれた第1編成。6000系は急行7連化に際しデハ6300形を新造し編成に組み込んだが、その後導入された「Q SEAT」の予備車確保、運用増を見越して新たに第1編成・第2編成に「Q SEAT」車両を更に新造のうえ編成に組み込むこととなった。落成から程なく編成を外されたデハ6300形は総合車両製作所に輸送され、後に5080系の増結用中間車に転用されている。

 2019,12,15 溝の口
 Q SEAT車両として新造されたデハ6300形。6020系のQ SEAT車両と同じくオレンジ色を基調としているが、こちらは屋根部分が臙脂色となっている。また、車体についても6020系とは異なりsustinaは採用されていない。車内は6020系のものとほぼ同一で、通常時ロングシート、座席指定運用時に回転クロスシートに改めてられるデュアルシートが採用されている。この車両は2両が製造され、それぞれ6000系の第1編成・第2編成に組み込まれた。

 2019,12,15 自由が丘

2022/06/27