|
1983年の池袋〜営団成増間延伸に合わせて製造された3次車。同車より側窓が一段下降式に変更された他、側扉の窓が若干大型化される等変化が生じている他、当初より冷房準備車として落成し、送風装置がラインデリアに改められている。また内装のカラースキームも変更された。尚、有楽町線は営団成増までの延伸時に10連化が実施されており、編成単位で製造された車両の他、既存編成の増結用に製造された中間車100両も3次車に分類されている。このうち編成単位で製造された10連6本は副都心線対応化改造はなされず2010年までに全車廃車されており、一部車両はインドネシアに譲渡されている。
2009,02,09 川越市 |
|
1989年、輸送力増強用に製造された6次車。車体形状は5次車とあまり変わりないが、車内案内表示器やドアチャイム・自動放送装置・車外スピーカー等が当初から搭載されており、従来の編成以上のサービスアップを実現している。このグループは10連2本の陣容となっていた。同車の仕様は翌年に落成した6000系や8000系5次車にも反映されている。現在は2本とも8連に短縮の上で副都心線用の車両となっている。
2008,07,27 和光市 |
|
副都心線直通対応工事が施されたトップナンバー編成。マスコンハンドルがワンハンドルマスコンに変更されている他、ATOの搭載やワンマン運転への対応等、副都心線に適応すべく改造が行われている。また車内LEDが2段式のものへと変更された他、ドアチャイムも従来と異なるものが採用されている。当初、B修繕を施された車両の多くが10連のままで副都心線対応改造が施される予定であったが、MT比出力の違いや早急な車両配備が求められたこともあり、大半は10000系の増備で賄われた結果廃車されてしまった編成も存在する。現在では7000系の10連は6本のみという少数派となっている。
2008,07,27 和光市 |
|
2013年3月の直通運転開始を前に、先んじて東急東横線・みなとみらい線で営業運転を開始した7000系。副都心線対応化改造が施された7000系のうち15本は、8連しか対応しない東急線内の各停運用への充当を考慮し8両編成に短縮され、余剰の2両は廃車されている。改造時は東急線への直通対応工事は準備段階であったが、現在は全編成施行が終わっており、10000系と交互に東急に貸し出され、営業運転に供されている。とりわけ渋谷〜代官山間の地上区間への乗り入れは期間限定となるため貴重な記録となる。
2012,11,20 新丸子 |
|
1988年、新富町〜新木場間開業に合わせて製造された5次車。このグループより新造時から冷房装置を搭載している。尚、4次車以降は全編成とも8連化の上で副都心線対応工事が施行されているが、工事と同時にB修も施行されており、側扉の窓が大型化されているのが外観上の特徴となっている。尚、この8連化は2013年3月より乗り入れる東急東横線に対応するもので、10連が充当できない各停の運用を中心に使用される。この工事の際、余剰となった車両に関しては廃車されている。
2008,07,27 和光市 |