08系
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 2002年登場。2003年3月の押上延伸と東武線直通開始を控え、増発用に投入された車両で8000系の後継車両である。車体は05系8次車以降をベースとしているアルミ製の車体であるがが、新たにホロー材が材質に採用されており、車体強度の向上と製造工程の簡素化が図られている。また台車も従来通りのボルスタレス台車ではあるが設計が変更されており安全性が強化されている。集電装置には営団地下鉄で初となるシングルアームパンタグラフが採用された。これらの仕様は、逆に05系11次車以降の車両にも取り入れられている。車内は片持ち式のロングシートであり、営団の車両としては初めてスタンションポールが取り付けられている。またサービス面では編成に2か所の車椅子スペースが設けられている他、9000系と同様2段式の案内表示器が取り付けられている。また床の高さは従来車8000系に比べて若干下げられており、よりバリアフリーに対応したものとなっている。2003年の延伸までに10連6本が製造され、8000系に伍して使用されている。尚、一時期は車両不具合から運用を離脱していたこともあったが、現在は全編成とも普通に運用されている。また、2016年からは車内案内表示器の換装がなされ、当該車両はLCD2画面に改められた。

 2008,05,04 溝の口


■Variation
 種別・行き先表示器がフルカラーLED化された08系。08系は2014年から表示器の換装が順次行われている。

 2015,12,05 一ノ割
 前照灯がLED化された2019年末時点での08系。元々08系の前照灯はHIDだが、2017年以降前照灯の換装が始まっている。この他車内案内表示器の2画面LCDへの換装もほぼ並行して行われている。

 2019,12,15 溝の口

2020/01/05