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1988年〜1991年に製造された初期車は行き先表示器に幕が採用されていた。また1・2次車では車内案内表示器のドットが荒いもので特徴的だった。このグループはワイドドア試作車の第14編成を除いて15000系へと置き換えられており、2011年までに全車運用を離脱している。インドネシアに譲渡された車両の他、3連を組んで車両メーカーへと送られたり一時的に車庫に留置されている編成も存在したが、一部は千代田支線へと転属することとなり、修繕工事を施工の上で転属した。
2008,02,21 八千代中央 |
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東西線で余剰となった初期車編成のうち4本は、編成を3両に短縮の上で千代田支線に転属された。転属に際してはB修が施工されており、ATOによる自動運転及びワンマン運転に対応した他、行き先表示はフルカラーLEDへと改められた。内装はカラースキームが千代田線の16000系に準じたものに改められ、LCD車内案内表示器も設置される等16000系と遜色ないものになった。制御方式もSiC-VVVFインバーター制御方式へと変わっており、前述したATOへの対応にあわせ主幹制御器はワンハンドルマスコンハンドルへと換装された。またラインカラーは千代田線仕様のものに変更され、1区間の折り返しに用いられることから側面の行き先表示器は使用を停止した。千代田線の05系は2014年4月に営業運転を開始し、1ヶ月後には既存の車両を全て置き換えた。現在の千代田支線は05系の独擅場となっており、同区間の主力車両として使用されている。また、新木場に新設された訓練センターにおける訓練車の位置づけも兼ねており、運用に就かない1編成が主に充当される。
2014,05,31 綾 瀬 |
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1992年に製造された5次車ではワイドドアが本格的に採用されており、乗務員室後部の扉を除いて幅が1800mmとなっている。また表示器類は全てLEDとなったため印象が若干変わっている。因みに第14編成ではGTO-VVVFインバーター制御方式が試作されたが、こちらは従来車と同じ高周波分巻チョッパ制御方式が採用された。このグループは10連4本のみの陣容であり比較的少数派となっている。
2014,05,18 行 徳 |
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B修工事が施工された東西線05系。2012年より、ワイドドアを搭載する4次車の第14編成から5次車全編成に対し施工された。東西線用のB修施工車ではスカートが新設された他、ラインが新05系に合わせた濃淡ブルーのものとなっている。行き先表示器のフルカラーLED化は千代田線用のものと同じだが、こちらは側面の表示器も換装されている。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式となり、16000系と同じく主電動機にPMSMが採用された。また、運転台は左手ワンハンドルマスコンハンドルに変更されており、15000系に合わせられている。車内は床材・化粧板の貼り換えの他大型袖仕切りの増設、車内案内表示器の17インチ液晶表示器への換装など、当時最新の15000系をもしのぐ程のアコモデーションとなった。このように内外装ともに大幅なイメージチェンジが図られ、今日も主力車両の一翼として活躍が続いている。
2017,05,27 行 徳 |
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同じくB修工事が施工された東西線05系6次車。05系のB修工事はワイドドア車の5編成に優先的に施工されたが、6次車以降の編成についても、07系と並行して2019年よりB修工事が開始されている。こちらはスカートの形状がワイドドア車と異なる他、修繕時より前照灯がLED化されている。集電装置は換装されず菱形パンタグラフのままである。
2022,06,04 行 徳 |
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1993年に製造された6次車からは制御方式がIGBT-VVVFインバーター制御方式に変更された他、側扉は全て従来通りの幅1300mmとなっている。ただし側面などは06系に合わせた形状に変更されており、更に貫通扉の幅拡大、床面高さの減少等よりバリアフリーへと適応している他座席の掛け幅も拡大されており、細かな点でサービス向上が図られている。このグループのうち1994年に製造された第24編成(7次車)は「アルミリサイクルカー」と称されており、廃車された5000系アルミ車の鋼材を車内の部品に採用していることが特徴となっている。この編成のみ識別の為に専用のマークが前面・側面に貼り付けられており、数ある05系の中でも異彩を放つ編成となっている。
2012,07,31 行 徳 |
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1999年以降に製造された8次車からは大きくデザインが変わり、「新05系」「05N系」と従来車とは分けて称されることも多い。外装だけでなく、車内も袖仕切り形状の変更や片持ち式バケットシートの採用など大きく変更されている。尚、このグループから濃淡ブルーの帯のうち濃い方が更に濃くなっており、従来車でもB修施行車が同配色に変更されている。新05系と称されるグループのうち、2001年に製造された10次車までは、菱形パンタグラフ5基・ハロゲンランプ、2レベルIPM-VVVFインバーター制御方式等共通点が多い。尚、このグループまでは当初他社線では車内案内表示器による案内や自動放送を行っていなかったが、8次車以降は後に対応している。
2008,09,07 阿佐ヶ谷 |
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2003年〜2004年に増備された12次車。営団地下鉄時代最後に製造されたグループである。2002年製の11次車以降は同時期に製造された08系をベースに改良が加えられており、前照灯がHID、集電装置がシングルアームパンタグラフ3基配置に改められた。尚、現在新05系では種別・行き先表示器のフルカラーLED化が漸次施工されつつある。
2017,05,27 行 徳 |
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2022年時点での12次車。HID灯を採用していた前照灯がLEDに改められている他、前面の車番表記位置が窓上から窓下に移されている。なお、これらの変遷とは別に、車内案内表示器はLEDからLCD2基配置に改められている。
2022,06,04 行 徳 |
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最終増備車の13次車。東葉高速2000系と共通設計されており、同車より日立製作所製のA-Trainとなり、車体はダブルスキン構造となっている。また内装材から合成樹脂が配され万一の火災に備えるなど、従来車に比べて事故対策を徹底させている点が特徴となっている。因みにこの13次車のみ車内の案内表示器が千鳥配置となっており、配置されなかった箇所には扉開閉案内が付けられている。
2012,07,31 行 徳 |