1000系
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 1000系は1998年の多摩都市モノレール開業時より使用を開始した車両である。アルミ合金製の車体を採用しており、全長15m級の両開き車体を有し4両で1編成を組む。他の跨座式モノレールと比べて車高が高く、全体的に細長い印象が特徴である。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式であり、ATOによる自動運転が行われている。1998年の第1期線開通時に6本・2000年の第2期線開通に合わせて9本が製造されており、しばらくはその陣容だったが、2005年に1本が増備され16本体制となっている。因みに増備車1本を除き、登場時は前面に帯が配されず黒地のままであり、行き先表示器も方向幕が採用されていたが、2005年以降順次濃淡オレンジの帯が貼り付けられている他、現在に至るまで順次行き先表示器の換装がなされている。内装は、最新の増備編成を除いてもともとはセミクロスシートだったが、輸送力が増強した事に伴い順次ロングシート化が行われた。ただし改造時期によっては一部にボックスシートが存置された車両も存在する。モケットは現在はオレンジを基調としたものとなっているが、登場時は青系のモケットが採用されていた。現在に至るまで多摩都市モノレールの営業用車両は1000系1本のみであり、主力車両として活躍している。尚、第2編成のみ現在は全面広告車両となっており、全体が白くラッピングされているため異彩を放っている。

 2014,03,16 立川北


■Variation
 最終増備の1116Fを除き、1000系は当初行き先表示に方向幕を使用していた。後にLED表示のものに改められつつある。

 2007,08,05 桜街道
 輸送力増強用に2005年に製造された1116F。行き先表示器がLEDとなった他、当初から前面に濃淡オレンジの帯を配していた。

 2007,08,05 桜街道
 近年は行き先表示器がフルカラーLEDのものに交換された車両も存在している。フルカラーLEDを採用している編成は、行き先表示が日本語・英語双方表記ではなく、日本語と英語を交互に表示するようになっている。

 2014,03,16 高幡不動
 2013年からは、車内案内表示器のフルカラーLED化がすすめられており、それと並行して行き先表示器もフルカラーLED化されている。現在は行き先と合わせ、帯色に見られるオレンジ色のグラデーションも表示されている。

 2016,07,16 多摩動物公園

2016/07/17