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1990年から1995年にかけて製造された1・2次車はこの形態となっている。アイボリーに塗装されている他前面の傾斜がきつくなっているなど数多い3・4次車とは趣が大きくことなっている。1期線である光が丘〜練馬間開業時はこの車両しか存在しなかったが、全線開業にあわせ3・4次車が大量に製造された現在、少数派の存在となっている。このグループは全て修繕工事が施行されており、ドア部分の床の着色や黄色いテープの貼り付けなど、後天的な改良もなされているが、12-600形の増備に伴い順次廃車され、2016年に全車廃車されている。
2012,08,11 大 門 |
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1997年の練馬〜新宿間延伸に合わせて製造された3次車。本グループから無塗装となり印象が変わった他、制御方式もIGBT-VVVFインバーター制御となった。このグループも2018年以降12-600形の増備による置き換えが計画されている。
2012,08,11 大 門 |
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4次車については2018年より12-600形2次車にあわせた改造が施された車両が在籍し、行先表示器がフルカラーLED、車内案内表示器がLCDにそれぞれ換装されている。なお、この他編成によっては前照灯のLED化も進みつつある。
2019,02,17 清澄白河 |
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量産車とは似ても似つかぬデザインの試作車。軽量ステンレス製で、前面部はFRPで成形されていた。デザインは異なるものの、運転台が右側に設けられているなど量産車に通じる部分もある。試作車は大江戸線開業前に浅草線・馬込検車区で試験が繰り返された後そのままお役御免となったため、大江戸線の路線を走行した事はない。しかし同車で培われた技術が量産車で開花している点は紛れもない事実であり、その意味からも鉄道史にその名を刻む車両であると言っても過言ではない。現在は2両とも豊島区の千早フラワー公園に静態保存されており、1両は集会場としても活用されている。
2007,05,28 千早フラワー公園 |