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10-000形2次車。2次車までの車両はセミステンレス車体で、窓が田の字の形状をしていた。これら初期車の編成も編成増強用にオールステンレス車両が連結されていたが、現在は全て10-300R形に組み込まれている。
2005,07,11 笹 塚★ |
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白地の種別幕を装備する2013年の10-000形3次車。更新されずに存置された3次車も2013年のダイヤ改正では種別幕が刷新され、それまでの黒地のものから白地のものへと交換された。この10-190Fは元々視認性確認を兼ねて試験的に白地の方向幕を搭載していたが、新たに各駅停車でも種別表示を行うようになった。しかしこの措置はあくまで暫定的な扱いであり、幕のまま残る3次車は2013年度中に10-300形の増備編成によって順次置き換えられることとなり、2014年1月までに全車廃車された。
2013,09,22 東大島 |
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10-000形7次車。1992年製の同車はアコモデーションが同時期に製造された浅草線用の5300形と同等となっており、扉鴨居部のLED案内表示器やドアチャイムを標準装備している。当初はなかったものの、後に前面にスカートが取り付けられている。このグループは2本の陣容となっている。
2007,07,27 東大島 |
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四半世紀の活躍に終止符を打とうとしている10-250F。10-300形3次車以降の台頭及び10両編成車両の増加に伴い10-000形・10-300R形は急速に置き換えられており、平成時代に製造された7次車や8次車も順次運用を離脱することとなった。このうち10-250Fは7次車で残った最後の編成であると共に、10-000形の中でもオリジナルの前面を有す最後の編成であった。2017年8月上旬より前面に引退記念ステッカーが取り付けられて有終の美を飾ったが、この装飾は10-300R形引退の際にもなされている。尚、10-250Fはこの後、2017年8月14日に廃車回送されている。
2017,08,12 若葉台 |
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1997年の急行運転開始にあわせて登場した8次車は他車と異なりGTOチョッパ制御方式を採用しており、外観も他車とはかなり異なる。アコモデーションは三田線用の6300形にあわせられており、扉鴨居部のLED案内表示器もこのグループのみ2段表示のものとなっている。この8次車が最後まで残った10-000形となったが、こちらも2017年度中の置き換えが予定されている。
2007,10,31 桜上水 |
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編成単位での車体更新が施行された4次車。先頭車の表示は7次車に準じたLEDとなったが、こちらは各停であっても種別表示を行うようになった(2013年のダイヤ改正以降、7・8次車も種別表示を行っている)。側面の種別・行き先表示器は埋められ、新たに中央部にLED式の表示器が設けられた。車内は10-300R形の中間に連結されている車両に準じているものの、床材の交換は行われていない。この更新は4・6次車のみ施行されており、3次車には波及していない。ただしこの更新車も10-300形の増備に伴い廃車が発生し、2017年7月までに全廃された。尚、最後まで残った10-240Fは運用離脱までの数日間、ナンバープレートが黄緑色のものに変更された。
2012,01,15 笹 塚 |