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2002年登場。開業時から使用され、老朽化の進んでいたモオカ63形を置き換えるために製造された車両であり、形式は「平成14年に製造された」ことに由来する。。レールバスタイプの車両であったモオカ63形と異なりこちらは18m級と大型化され、他の軽快気動車と同様の車体となった。車両のカラーリングは公募で決められたものを元に決定されたもので、上部は濃淡グリーンの市松模様、腰部分がオレンジという特徴的なカラーリングが施されている。また、側面の窓が大型化されており、より軽快されたデザインとなった。尚、行き先表示は前面が幕表示、側面がLED表示と異なっている。同車はJR水戸線への乗り入れが考慮されており、出力355ppsのディーゼルエンジンを搭載して最高時速は100km/hとなり、ATS-Pの準備工事(初期車2両は本設、JR型列車無線も搭載)もなされている。台車にボルスタレス台車、制動に電気指令式ブレーキが採用されるなど、数々の新機軸も備えられた。最初の2両は富士重工で製造されたが、同年限りで富士重工は鉄道製造事業から撤退しており、結果として同車が富士重製の最後の気動車となった。以降の車両は日本車輛で製造されており、ライトの位置変更やの仕様変更が施された。また、車内は初期車2両がセミクロスシート、それ以外がロングシートとなっており、車いすスペースも完備されている。尚、全車ともトイレは設けられていない。モオカ14形は2002年1月より営業運転を開始したが、当初は初期不良に見舞われ幸先のよいスタートは切れなかった。仕様変更車が増備された2003年以降徐々に勢力を伸ばしており、2006年までに9両が製造されて同年までにモオカ63形を一掃した。尚、車両が大型化されたこともありモオカ63形と比べて2両減となっている。SL列車以外は全て同車にて運用が賄われており、主力車両として使用されている。
2012,11,03 寺 内〜真 岡 |