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ヨ101形は車掌車の体質改善を図るために導入されたもので、1960年から既存の2軸貨車を種車に制作されたものである。42両が東武杉戸工場で改造されている。台枠のほぼ中央に車掌室を設けた形状で、出入り口・デッキは片側のみ設けられており、反対側は監視用の小窓がつけられているのみであった。また、出入り口付近まで屋根が伸び、屋根の端部には柱が設けられていた。側窓は汎用的なサッシが採用されている。登場時は同時期に配備されていたセメント用ホッパ車と同じく薄緑色に塗装されており、テールライト周りは警戒色としてゼブラ模様となっていた。なお、1980年代後半に残存していた車両は茶色に塗装変更されている。一部の車両については、貨物線での推進運転用にタイフォンを有した車両もあり、このような用途を有したこともあって国鉄の貨物列車で車掌車連結が全廃となった後も生き残ったものの、1997年の葛生・上白石発着の貨物列車が全廃となった時点で全車お役御免となった。廃車後は3両が公園等に移設の上静態保存されている。
2023,02,11 栃木県子ども総合科学館 |