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東武鉄道におけるワラ1形は、1964年から1966年にかけて120両が製造された2軸有蓋車である。国鉄で1962年から製造されていたワラ1形の同型車で、既存の2軸有蓋車に比べて2軸有蓋車としては最大級となる、積載容量17tとなっている。製造当初より足回りは2段リンク式で、最高時速は75km/hである。また、国鉄車両の同型車であることから国鉄に直通する貨物列車にも連結され、それ故識別のために車番表記の部分に二重白線が配されていた。なお、本形式は全車両とも富士重工業で製造されているが、国鉄のワラ1形は富士重工業では製造されていない。本形式は東武鉄道における2軸有蓋車のスタンダードとして、東武線内を始め国鉄に乗り入れ全国各地で使用されたが、1984年の国鉄ヤード中継輸送全廃によりお役御免となっている。その後東武百貨店のジャンク市等で売りに出されたこともあり、現在も足回りを外して倉庫として活用されている事例がある他、栃木県子ども総合科学館を始め、足回りを含めた完全な形態で保存されている車両も存在する。
2023,02,11 栃木県子ども総合科学館 |